数日前、わたしが担当したお客様、ぱっと見た印象が
髪はまっ茶色というよりも金髪に近いかなり明るい色、まつ毛エクステもパッチリ長くて真っ黒、フリルの可愛らしいノースリブに今流行りのスエット生地のゆるパンツ。
娘と同じような、というよりマンマ娘と同じ・・・・
わたしより年上だろうな~~と心の中でつぶやきましたが、話していくと何となく年齢が分かりだいたい私よりも年下(泣)
娘のような洋服を着て、髪もハイトーンで後ろからみたら30代???とも思わせる恰好の若見えするお客様がお帰りになってから、スタッフ同士での議論スタート!!・・・・スミマセン
その1 50代以上の金髪、茶髪がなぜか余計に老けて見える
その2 洋服、髪色と化粧が合ってない、口紅の色って重要
その3 若く見られるのと、若作りは全くもって違う
その4 まつエクでかなりイタさ倍増
その5 男性からの率直な意見
こんな内容なトーク炸裂してしまいました。
若作りに見えてしまう方の特徴は「昭和感がぬけてない」
スタッフも決して若くない40代50代の男女で思ったことが、まさかの同じ意見でした!
白髪が出はじめる40代あたりから、白髪染やオシャレ染は切り離せない、月一の行事と言ってもいいはず。40代前半はかなり明るい色の髪もなんなく顔や服ともマッチするのだけど、40代後半、50代、60代が髪を明るくする理由が「白髪が目立たない様に」がダントツの1位。 その理由だけで余計に老けて見られようが、お構いなし。お構いなしというよりは、老けて見えるなんて一ミリも思っていないかもが正解。
10代や20代がブリーチして髪の毛に艶がなくても、若さのピチピチフレッシュ差に負けてないし、それも個性の一つとして演出できるのだけど、一般の50代は普通は主婦かお仕事されてる普通の人、普通の50代60代の艶もなくなりつつ、ハリもなくなりつつある年齢と真ッ金が合わないのは年齢のせい。とっても個性的なお仕事やスタイルの方以外は年齢とのバランスが釣りあってない
男性陣から「若くみられたいのは、わかるけど無理してる感じがみえる」「若いのと若作りは全く違う」「品がない」とかなり冷たい冷めた言葉がでるわでるわ、ピ~~~と音声かぶせないと発信できないほど残酷なほど、男性目線のほうが厳しい。
50代、60代が若い時と同じ色で染める事が、思いのほか逆効果。シルバーアッシュなんて若い20代がするから恰好いいけど、50代がしたら余計に白髪にみえて老けて見える。
50代、60代の髪色問題 これが一番難しい
どうせなら、「ちゃんと若くみられてしまう」ようにテクを学ぶべき
10代20代が好む物を、歳を重ねても可愛いと思う物も正直沢山ありますが、全部を若い世代と同じにしては絶対にダメな年齢が50代60代
携帯で50代芸能人、60代芸能人と検索してみて髪色のダーク、ハイトーンとの見比べを探すのも面白いかもしれませんよ。
どうしてもハイトーンをしたいなら、顔の輪郭や体とのバランスなど、プロのアドバイスをもらうのがおすすめです、若かった時を思いだしながら中途半端な髪型は✖ 思いっきりショートにしたほうが良い時もありますね~。そしてハイトーンをしたら、お化粧をすることも大切だけど、流行りをまんま取り入れると残念な結果になるので注意も必要。化粧と同じくらいに気を遣うのが洋服。 50代60代はハイブランドを身に着けないまでも、きちんと感を残さないと安っぽい感じや汚らしい感じに見えてしまうので注意。
イケイケギラギラまだまだ若いもんには負けませんと流行りをリードする40代
なにをしても「老け」「老い」「老化」が目立つのが50代、品よくかっこよく、品よく可愛く、「品」のベールを纏うか否かで「老け」の差がでる50代
「え、60代ですか?」と思わせる、テクニックで差がでてくる年代が60代 化粧、髪色、髪型、洋服、バックなどの小物アイテムなど、着こなしや振る舞いや所作でキラキラと見えて、50代が憧れる年代を作ってほしいと思ってしまう。



芸能人だからOKでも一般の50代60代がこの髪色や形、口紅の色をしたら、どうでしょうか? 自分が好きでしてるのだから他人がどう思うが関係ない!と言い張る方もいるかもしれませんが、それって本音でしょうか?
外資系のブランドの店員はたとえ美容部員でも髪の色が黒、またはダークなトーンなんですよ、知ってました?若いメゾンブランドはそこまで強いルールはないかもしれませんがアジア人が金髪やハイトーンでトップメゾンを着てセールスしてる事はまずありえません。トップメゾンこそイメージが大切!の真っ黒髪のルール。
わたしの好みでは全くないですが、松嶋菜々子、石田ゆり子、天海祐希、檀れい、篠原涼子、宮沢りえ、沢口靖子、真矢みき、藤原紀香、原田知世、鈴木京香、木村多江、高島礼子、小泉今日子、鈴木保奈美、など50代の芸能人、役作り以外に出てくる写真は皆さん黒髪やダークな茶色。
大地真央、黒木瞳、宮崎美子60代の芸能人もダークトーン


50代、60代は『差』が出る年齢だからこそ、
『品』があるように見えるのが一番大切かも。
50代60代の女性が携帯の画面を見せて「こういう感じにしたい」と10人中10人が携帯差出して見せるのがこの下の写真。 いつも不思議に思うのが自分の年齢関係なく20代の髪型を見せてくるのはなぜ?(笑) 気持ちはいつまでも20代30代は私も同じ、でも自分で毎日鏡をみて「茶髪が似合わなくなった」「この口紅の色が似合わない」と思うことがないのだろうか????なんでもありの私達美容師でさえ?考えながらイメチェンをしようと試みるし、失敗?と感じたらすぐ様に直すのが鉄則。

わたしも50代なので、白髪の悩みも、しわ、たるみ、、、、老いが進んでいるのも実感してるからこそ、皆さんの悩みも同じように理解できます。 でも、、、
若くはみられたいけど、2,30代と同じような若作りはしない努力はしている。
だって、50代だからね。
こういう美容の仕事をしているせいか、町を歩いている人たちの恰好や、髪色を常にチェックしてしまう。同年代の芸能(セレブ)の方も参考にします!
全くタイプではないけど、昔から中村江里子さんはお洒落だし品があるし、真似したい!と思えるセンスの持ち主。インスタ見れる方には是非見てほしいです、56歳の現在も本当に美しい、フランス人の旦那さんとのお揃いコーデも彼女ならでは。本当に素敵

わたしも、つい数年前までは真ッ金でした(笑)どんんだけハイライトいれるの?ってくらいにハイトーンにしてました、自分では全然おかしいなんて1ミリも思わずにいたのだけど、友達と一緒にセルフィーで撮った画像をみて、金髪が似合わないと思った瞬間から違和感の始まりでした、それでもハイトーンを変えずにいたのだけど、やはり苦言を言ってくれる心優しい本物の友達や知り合いからのアドバイスで速攻チェンジ、アドバイスしてくれた人、それも2人(笑) どんだけ素直やねん私!と自分で突っ込んでみましたが、、、、、黒髪にしたとたん髪質を褒められたり、わたしの真似をしてくれる人もいたりして、しばらくコレで行きましょうと路線変更。わたしが金髪にしてた面影さえも皆忘れてるくらい黒髪定着 でも黒髪にしたとたんスッピンで過ごしてた何十年に変化!きちんとお化粧をするようになりました。
ダークなお色の中村江里子さんも、いさぎよく白髪染めをやめた近藤サトさん、おふたりは同い年。

中村江里子さんはへそ出しルックもショートパンツも派手なお色の洋服もバッチリ着こなしています、おなかが見えてても素敵、近藤サトさんも白髪で若干の老け見えはしますが、やはりお着物姿や髪型や髪艶に気を使っており素敵の一言。
女性美容師達の同意見が、【髪の毛を茶髪にしたいなら、洋服は少し高そうに見える、品のある物を着たほうがいい】【洋服で遊びたいなら、髪の毛は落ち着こう、化粧は昭和感撲滅努力しましょう、エクステの長さも考えましょうや】あれもこれも全部若い時のまんま同じに取り入れると、老けて見えるし、安っぽい女性に見られるって事だと締めくくりました。

お金もちでも、そうでなくても、自分を最大限に素敵に見せる術にはお金を使いましょうよ!
毎日コンビニでアイスコーヒーやアイスクリームやお菓子を買ってるなら、それ辞めて自分の容姿につかいませんか??
難しい50代、60代だからこそ、自分と向き合って色々と試してみることも大事。 プロのアドバイスや、子供や旦那さんの意見、辛口の親友の言葉にも不貞腐れずに素直に聞きましょう!だって『貴方が素敵でいてもらいたい』からアドバイスするんです♪
さ~~~、毎朝鏡と睨めっこして、今の自分の年齢に素敵なアイテムたちはどんな物なのか、洋服選びも、コーディネートも適当ではなくきちんとしてみるのも楽しい時間。鏡と睨めっこして、自分の顔をもっと素敵にみせる化粧テクも、若作りに見えない髪型や白髪染めも、、、 自分と向き合う時間を楽しいものに、そして習慣にしたらもっともっと新しいチャレンジもしたくなるし、今の自分のことを知れて楽しくなるにちがいないですよ。品のある恰好良さ、可愛さ、女性らしさを残したほうが、断然若く見られるのは間違いない!まさに、あるお客様のスタイルから「人の振り見て我が振り直せ」の美容師業の時間でしたが、これは批判ではなく、年齢相応の着こなしや髪型で年齢よりも遥かに若く美しく見える術のお話です。
・・・周りの美容師、インナーブリーチで色で遊んでいる50代もチラホラいても、全頭ハイトーンがいない事に気がづき驚き(笑)いまさらですが。
次回はまつエクで老けるの話をしたいと思います。